旧豊後森機関庫と転車台
歴史
昭和9年、久大本線の開通に合わせ完成した、扇形の機関庫です。久留米〜大分間の重要なポイントとして役割を担い、玖珠町を大いに栄えさせました。最盛期には25両の蒸気機関車が所属し、1日に5千人以上が利用しました。第2次世界大戦中は軍事輸送の拠点となり、米軍機の機銃掃射も受けています。外壁には今なお弾痕が残り、戦争の記憶を残しています。昭和45年のディーゼル化に伴い、蒸気機関車と共にその役目を終えた機関庫。長らく放置され、一時は解体の意見も挙がりながら、町民による保存活動が開始されました。
現在は公園として整備され、機関庫と転車台は自らの歴史を伝える存在として残っています。
平成21年に旧豊後森機関区の関連遺産として、扇型機関庫と転車台が経済産業省「近代化産業遺産」に認定され、さらに平成24年には九州で唯一現存する扇形機関庫として、旧豊後森機関庫及び転車台は、国の登録有形文化財となりました。
情報
住所
大分県玖珠郡玖珠町岩室36番地の15
駐車場
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問い合わせ先
0973-77-2222
更新日:2021年04月01日