お子さんの予防接種

更新日:2021年04月01日

予防接種とは

予防接種とは、身のまわりの様々な感染症(細菌やウイルスが体内に侵入して増殖し発症する病気。原因となる病原体によって、発熱や下痢、咳など様々な症状が現れる)を予防するため、原因となる細菌やウイルスまたは病原体が作り出す毒素の力を弱めてワクチン(予防接種液)をつくり、これを体に接種して感染症に対する抵抗力(免疫)をつくることです。

予防接種の種類

予防接種には、予防接種法に基づいて市町村長が行うこととされている定期の予防接種(定期接種)とそれ以外の予防接種(任意接種)があります。
定期予防接種は、接種対象年齢の方に対しては無料で行います。任意接種の接種費用は、原則自己負担となります。

定期予防接種

 ヒブ・小児用肺炎球菌・四種混合・三種混合・不活化ポリオ・BCG
 MR(麻しん風しん混合)・麻しん・風しん・水痘・日本脳炎・二種混合
 ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん予防)・B型肝炎・ロタウイルス(令和2年10月1日~)

任意予防接種(主なもの)

 おたふくかぜ・季節性インフルエンザ等

ワクチンの種類と特徴

予防接種で使用するワクチンには、生ワクチン不活化ワクチンとがあります。
生ワクチンは、生きた細菌やウイルスの毒性を弱めたものです。
接種後から体内で毒性を弱めた細菌やウイルスの増殖がはじまるため、ワクチンの性質に応じて、発熱や発疹の軽い症状がでることがあります。
体内で十分な抵抗力(免疫)ができるのに約1か月が必要です。
 不活化ワクチンは、細菌やウイルスを殺し抵抗力(免疫)をつくるのに必要な成分を取り出して毒性をなくして作ったものです。 体内で細菌やウイルスが増殖しないため、数回接種することによって抵抗力(免疫)がつきます。
2〜3回接種し、最小限な抵抗力(基礎免疫)ができたあと、約1年後に追加接種をして十分な抵抗力(免疫)ができることとなります。

生ワクチン

 MR(麻しん風しん混合)・麻しん・風しん・BCG・水痘・ロタウイルス
(おたふくかぜ等)

不活化ワクチン

 ヒブ・小児用肺炎球菌・四種混合・三種混合・不活化ポリオ・日本脳炎
 ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん予防)・B型肝炎
(季節性インフルエンザ等)

BCG

結核の発病を予防するためのものです。
BCGを受けておけば、感染を受けても発病する危険は非常に少なくなります。
1歳未満(標準的な接種時期は、生後5か月から8か月)の乳児を対象に個別接種しています。

四種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)

四種混合予防接種は、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの4つの病気に対して行われます。
1期の初回接種は、生後3か月の乳幼児を対象に20日以上の間隔をあけて、3回受けます。
その後、1期の接種終了後6ヶ月以上あけて、標準的には1年から1年半の間に1回追加接種を受けます。

MR(麻しん・風しん)混合

麻しんとは「はしか」のことです。ワクチンの普及により発生が少なくなってきましたが、油断はできません。
「はしか」にかかると肺炎を起こしたり、脳炎を併発したりすることもあり、重大な病気です。
風しんは「3日はしか」と呼ばれています。風しんウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。
妊婦が妊娠早期にかかると、先天性風疹症候群と呼ばれる心臓奇形、白内障、聴力障害などが生まれる可能性が高くなります。
そのため、予防接種が勧められています。
1期は生後1歳以上2歳未満2期は小学校就学前1年間となっており、2期対象者には個別通知をします

日本脳炎

平成17年~平成21年度まで、日本脳炎の積極的勧奨の差し控えが行われていました。平成22年4月に新しいワクチンの有効性・安全性が確認され順次積極的勧奨を行うことになりました。現在は、1期の接種は生後6ヶ月以上7歳6ヶ月未満の間に3回接種(標準的な接種時期:【1期初回】3歳以上4歳未満【1期追加】4歳以上5歳未満)、2期の接種は9歳から13歳未満の間(標準的な接種時期:9歳以上10歳未満)に1回接種します。

積極的な接種の差し控えにより、1期および2期の接種を受けられなかったお子さんへの接種機会の確保については、次のとおりです。

特例対象者

  1. 平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれの方は、第1期不足分と第2期を20歳未満の間に接種を受けることができます。
  2. 平成19年4月2日から平成21年10月1日生まれの方は、第1期不足分と第2期を9歳から13歳未満の間に接種を受けることができます。

令和3年度の積極的勧奨について

  1. 令和3年度に18歳となる者(平成15年4月2日~平成16年4月1日生まれ)
接種回数と接種間隔

既に接種した回数

接種回数(全4回)

接種間隔

全く受けていない方

残り4回
(1期3回、
2期1回)

1回目の接種後6日以上(標準的には28日まで)の間隔をあけて2回目を接種し、その後6ヶ月以上(標準的にはおおむね1年)の間隔をあけて3回目を接種します。
4回目(2期接種に相当)の接種は、9歳以上の方に対し、3回目の接種後6日以上の間隔をあけて接種します。

1回接種を受けた方

残り3回
(1期2回
2期1回)

2回目と3回目は6日以上の間隔をあけて接種します。
4回目(2期接種に相当)の接種は、9歳以上の方に対し、3回目の接種後6日以上の間隔をあけて接種します。

2回接種を受けた方

残り2回
(1期1回、
2期1回)

3回目と4回目(2期接種に相当)は6日以上の間隔をあけて接種します。ただし、4回目の接種については9歳以上の方に対して行います。

3回接種を受けた方

残り1回
(2期1回)

4回目(2期接種に相当)の接種を行います。ただし、9歳以上の方に限ります。

接種回数については母子手帳でご確認ください。
なお、日本脳炎の詳しい情報につきましては、下記ホームページをご参照ください。

子宮頸がん

子宮頸がんは、女性の子宮入り口部分(子宮頸部)にできる「がん」です。
若い女性(20〜39歳)がかかる「がん」の中では乳がんに次いで多くなっています。
ヒトパピローマウィルス(HPV)というウィルスの感染が原因で起こるがんですが、ワクチン接種をすることで免疫を作ることができ、HPVの感染を防ぐことができます。
対象者は小学校6年生〜高校1年生に相当する年齢の女子で、ワクチンは2種類あり、それぞれ接種間隔が異なりますが、基本的に初回接種2回と追加接種1回の計3回の接種となります。
平成25年度より定期接種となりましたが、現在、子宮頸がんワクチンの接種を積極的にはお勧めしていません。
ワクチン接種に当たっては、有効性と接種による副作用が起こるリスクを十分に理解した上で受けるようにしてください。
厚生労働省ホームページで、子宮頸がん予防ワクチンに関する情報を案内しています。また、玖珠町ホームページの「子宮がん予防ワクチンHPVワクチン接種の定期接種に関するお知らせ」もご覧ください。

ポリオワクチン

ポリオは「小児まひ」と呼ばれ、30年程前まで流行を繰り返した感染症です。
近年は、ワクチン投与によってほとんど発生をみなくなりました。
以前は、生ワクチンを集団接種していましたが、平成24年9月から不活化ポリオワクチンが定期接種化(現在は四種混合ワクチン)し、医療機関での個別接種となりました。
体調の悪いとき(熱が37.5度以上あるとき、下痢のときなど)は、接種を控えましょう。
また、投与前に兄弟や近親者で、水ぼうそうやおたふくかぜなど、感染症にかかった人がいる場合も、接種を控えましょう。
1期の初回接種は生後3ヶ月からの乳児を対象に20日以上の間隔をあけて3回接種します。1期の接種終了後6ヶ月以上あけて(標準的には1期終了後1年以上1年半未満)1回追加接種を受けます。

三種混合(ジフテリア・百日咳・破傷風)ワクチン予防接種

三種混合予防接種は、ジフテリア、百日咳、破傷風の三つの病気に対して行われます。
1期初回接種は、生後3か月から90か月未満の乳幼児を対象に3回受けます。
その後、1期接種終了後1年から1年半の間に1回受けます。
2期として小学6年生を対象に2種混合(破傷風、ジフテリア)の追加接種をします。
3種混合ワクチンは平成30年1月末から販売を開始しましたが、大分県内では次の通り対応します。

  1. 以前に3種混合ワクチンを接種しており、まだ終了していない方は続きを4種混合で接種します。
  2. 万が一、3種混合ワクチンを接種希望する場合は、事前に医療機関に問い合わせください。

小児用肺炎球菌ワクチン予防接種

肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。
主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれる菌で、主に気道の分泌物により感染を起こします。しかし、これらこの菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、中耳炎、敗血症、髄膜炎等になったり、あるいは血液中に菌が侵入するなどして重篤な状態になることがあります。
初回接種は、生後2か月以降(〜7か月まで)の間に接種を開始し、27日以上の間隔をおいて3回行います。
追加接種は、初回接種終了後に3回目の接種を行ってから60日以上の間隔をおいて1回の接種を行います。

初回接種の開始が生後7ヶ月を超えた場合は接種回数が異なりますのでご注意ください。

Hib(インフルエンザb型)感染症

Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型(Haemophilus influenza type b)という細菌によって発生する病気です。
ほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で発生に注意が必要です。
主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。
この菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等の重篤な疾患を引き起こすことがあります。
初回接種は、生後2か月以降(生後7か月まで)の期間に接種を開始し、27~56日の間隔をおいて3回行います。
追加接種は、初回接種終了後に7か月~13か月後に1回の接種を行います。
初回接種の開始が生後7ヶ月を超えた場合は接種回数が異なりますのでご注意ください。

水痘(みずぼうそう)ワクチン予防接種

水痘は「水ぼうそう」とも呼ばれ、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によって引き起こされる感染症です。
感染力が強く、5歳までに約80パーセントの子どもが罹るといわれています。
主に空気感染により10〜20日の潜伏期間の後、発疹、発熱の症状が起きます。
一般に軽症で済みますが、場合によっては重症化することもあります。
また、妊婦が感染すると、赤ちゃんが「先天性水痘症候群」等の病気に罹るリスクがあります。
生後12か月から36か月に至るまでの間(1歳の誕生日から3歳の誕生日の前日まで)に、3か月以上の間隔をおいて2回接種します。

  • 既に水痘に罹ったことがある方は、接種の必要はありません。
  • 任意接種として水痘ワクチンを接種したことがある場合は、既に接種した回数分の定期接種を受けたものとみなします。

B型肝炎

B型肝炎ワクチンの予防接種が、平成28年10月1日より定期予防接種へ移行され、接種対象者は無料で接種できるようになりました。
接種のできる医療機関についても掲載されていますので、母子健康手帳を持参のうえ接種してください。
接種時に必要な予診票は、各医療機関に備えてあります。
B型肝炎ウイルスの感染を受けると、急性肝炎となりそのまま回復する場合もあれば、慢性肝炎となる場合があります。
一部劇症肝炎といって、激しい症状から死に至ることもあります。
また症状としては明らかにならないままウイルスが肝臓の中に潜み、年月を経て慢性肝炎・肝硬変・肝臓がんなどになることがあります。
ことに年齢が小さいほど、急性肝炎の症状は軽いあるいは症状はあまりはっきりしない一方、ウイルスがそのまま潜んでしまう持続感染の形をとりやすいことが知られています。

定期予防接種対象は、平成28年4月以降に出生した、生後1歳に至るまでの間にある者です。
生後1歳に至るまでの間(1歳の誕生日の前日まで)に3回接種します。
標準的には生後2か月頃に1回目、2回目は1回目接種から27日以上おいて接種し(標準的には生後3か月頃)、3回目は1回目接種から139日以上おいて接種します(標準的には生後7〜8か月頃)。

ロタウイルスワクチン予防接種

ロタウイルス胃腸炎とは、ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0から6歳頃)にかかりやすい病気です。
ロタウイルスは感染力が強く、ごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染してしまいます。ふつう、5歳までにはほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。
乳幼児は、激しい症状が出ることが多く、特に初めて感染したときに症状が強く出ます。主な症状は、水のような下痢、吐き気、おう吐、発熱、腹痛です。脱水症状がひどくなると、入院が必要なることがあります。
ロタウイルスワクチンの接種を受けることで重症化予防にも効果があるとされています。


ロタウイルスワクチンの予防接種は、生後6週から接種できます。ワクチンは2種類あり、どちらを使用するかは小児科医へ相談のうえ、保護者の方が判断してください。

リタリックスとロタテックの違い
  ロタリックス ロタテック
メーカー グラクソ・スミスクライン MDS
ウイルスの型 G1 G1,G2,G3,G4,G9
投与量、回数

1回1.5ml

2

1回2ml

3

初回投与 生後14週6日まで 生後14週6日まで
接種期間 生後6週から24週まで 生後6週から32週まで

 

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子育て健康支援課 健康推進班

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大分県玖珠郡玖珠町大字帆足268番地の5

電話番号 0973-72-2022 ファックス番号 0973-72-2112

 

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