国指定名勝 旧久留島氏庭園
概要
かつて城を持たなかった小藩の久留島氏が、廃城となった「角牟礼山」の山麗に森陣屋を置いていた時代に、八代藩主・通嘉(みちひろ)が三島宮(現末廣神社)造営時に作り上げた庭園。末廣山の斜面と裾部を利用した御殿に接する「藩主御殿庭園」と末廣山の南端に建てられた「栖鳳桜庭園」、末廣山西側の清水御門前の堀の一部を庭園化した「清水御門前庭」の3つから構成されています。
これらの3つの庭園は、末廣山の高低差、地形、展望を最大限に利用して配置され、園路によって有機的かつ効果的につながれた回遊式の庭園で、国指定名勝となっています。庭園内をゆっくり歩くと、城構えの面影が色濃く残っていることがよく分かります。
栖鳳桜からは城下が見下ろせ、遠くにはくじゅう連山の眺めが素晴らしく、四季を通してゆったり散策できます。
情報
住所 大分県玖珠郡玖珠町大字森885番地
入園料等なし 年中無休
更新日:2021年04月01日