耶馬溪
耶馬溪は、文政元年(1818)広島の文豪頼山陽(らいさんよう)が日田より山国谷に入り、その奇巌奇勝の渓谷美を賞賛して耶馬渓図巻記に「耶馬溪山天下無」と詠い、ここから「耶馬溪」と名付けられたといわれている。この奇峰と呼ばれる独特のやまなみは地下深部のマグマなどの火成活動によってもたらされた岩石から作られている。その後、この奇岩秀峯や溪谷美から、大正12年3月に国の名勝として指定を受けた。
「名勝耶馬渓」は3市2町の広範囲に及び、東西約40キロメートル、南北約35キロメートルの中に指定地がある。それぞれの特色により代表的景観として66景が指定され、町内では「立羽田の景」のほかに16の景が指定されている。立羽田の景は、天に向かって突き通すように起立する岩峰とその岩脚に点在する茅葺民家や田園風景がうまく調和し、ほっとするような自然景観である。
町内の「名勝耶馬溪」
- 山移川筋の景
- カマドヶ窟の景
- 弓ノ木台の景
- 錦雲峡の景
- 角埋山の景
- 立羽田の景
- 鶴ケ原の景
- 大谷渓谷
- 西椎屋の滝
- 大藤ノ谷の景
- 内匠の景
- 深耶馬の景
- 清水瀑園の景
- 坂ノ上の景
- 麗谷の景
- 黒岳の景
- 立羽田の景
- 山田の景
更新日:2021年04月01日