滝瀬楽

更新日:2021年04月01日

神社の境内で、額に白色の鉢巻を巻き、上下黒色の衣装を着た男性たちが2名ずつ向き合い、棒を持って舞っている滝瀬楽の写真

滝瀬楽は、桜岡滝神社の秋季大祭10月29日と11月1日に奉納される杖楽である。
起源は昔、40余日の長雨で、万年山麓の一角が崩れ、玖珠川を堰きとめ、そのため人家や田畑が浸水し、死者が700余名にも達する大災害が起こった。住民は必死の排水工事を行ったが効なく、万策が尽きて滝神社に祈願を行った。満願の日に今まで堰き止められていた土砂が押し流されたことから、神の御加護を深く感謝し神慮を慰めることを誓ったのが、始まりだといわれている。
奏上される「滝瀬楽縁起」に、享保4年(1719年)筆があることから、奉納の始まりはそれ以前であろうと推測される。
演技は、楽支度所である平泉山法蓮寺に集合し、隊列を整え本殿にむかい、この間「道楽」を奏する。本殿に着くと、宮巡りのヌキガクに変えて一巡する。奏上が終われば、「庭楽」に移る。庭楽は、ハナ杖・ギャク・ゴボウ・シバヒキ・ヨルノ杖・カサヌギ・ナタナゲ・ヒキカリーの8種と道楽にはないオサエが加わる。最後のオサエは年長者が打つ。

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