山下岩戸楽

更新日:2023年08月21日

大御神社の境内で、衣装に身を包んだ男性が2名ずつ向き合い棒杖を持って演じている山下岩戸楽の写真

山下岩戸楽は、大御(おおみ)神社(大字山下中の原)の9月18日に行われる秋祭りで奉納される。
伝承では、日野善右衛門清賢が藩主久留島公の命によって、日田西有田の庄屋から天和2年(1681年)に山下村庄屋として着任し、日田大行事八幡に伝承されていた磐戸楽を伝えたといわれている。
また神社境内の石祠には、「寛保2年(1792年)2月、奉寄進日野善右衛門清賢」の銘がある。
演技は、まず「道楽」を世話前の地区から神社まで打ち、鳥居を入ると、杖は一列縦隊で「道楽」を一回打つ。境内に入り、6名の杖が2列に並んで庭巡りをし、ハンヤ(般若)楽にあわせて杖を打つ。杖が終わると、拝殿前に莚を敷き、巻物読み・コモラシ宰領・コモラシ4人が順に座る。コモラシの1人が「巻物持ち」から巻物を受け取って、奏上者に渡す。
巻物が読み終わると、太鼓が鳴り始め、囃子方が本楽を打つ。コモラシは、楽にあわせて、「立巡・立居・打合・飛違・中腰・膝付・臥転・向返・後返・蜻返」の十番を舞い、最後に「兵庫モラシ」を舞う。そして宮巡りをして退場する。

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