玖珠中学校跡地利活用に係るサウンディング型市場調査(2回目)の結果公表について
玖珠町では、平成31年3月に廃校となった玖珠中学校を、玖珠町や玖珠地区のまちづくり振興などに繋がる場所として有効活用するため、来年度現存する校舎や体育館及びグラウンドを活用する民間事業者を幅広く募集する予定です。公募に先立ちまして、下記のとおりサウンディング調査を実施しましたので結果をお知らせします。
1.サウンディング実施概要
令和4年10月11日ホームページにて募集要項の配布、募集開始
10月13日日本PFI・PPP協会ホームページに実施要領掲載
12月 9日申込期限(2事業者応募)
令和5年 1月24日サウンディング実施
2.対話の実施状況・提案概要
対話期日:令和5年1月24日 |
調和と循環を目指した玖珠中学校廃校再生プロジェクト 1.全施設を購入し利活用(グラウンド・校舎・体育館) ・サービス付き高齢者向け住宅を基軸に、やりたい事に夢中になれる環境の提供 ・あらゆる年齢層の人がやりたい事を実現でき、将来的には社会保障制度にできる限り頼らない生活をおくるための各種サポート・サービスの提供 ・多世代が自然に交流できる場の提供 2.市場価値 ・購入金額を有額提示(金額については非公開) |
その他の意見等 |
・体育館も利活用したいが、耐震補強等も含め今後検討が必要と考える ・玖珠町都市計画マスタープランに定める「塚脇地区内における玖珠中学校跡のまちづくり方針」に合致する提案であった |
対話期日:令和5年1月24日 |
1.校舎とグラウンドの一部を賃貸借 ・民営の生活弱者向け住宅の提供(賃貸期間は20年間) ・農ある暮らしを楽しみ多世代の住民が地縁血縁を超え助け合える賃貸コレクティブハウスの提供 2.市場価値 ・賃貸価格を有額提示(金額については非公開) |
その他の意見等 |
・周辺の敷地を含めて開発することで事業者側の選択肢が増えるとの提言があった ・プロポーザルや競争入札で事業者や事業内容を決定するのではなく、シンポジウム等を開催し、地域住民等の廃校利活用に対する機運を高めながらより良い利活用方法を検討し、みんなで創り上げていく仕組みを構築すべきではとの提言があった ・運営は地元の不動産・建築・設計業者等が共同出資する協議会を設立して行うべきとの提案があり、その立ち上げには町も一定程度関与する必要性がある ・玖珠町都市計画マスタープランに定める「塚脇地区内における玖珠中学校跡のまちづくり方針」に合致する提案であった |
3.サウンディング結果を踏まえた今後の方針
今回のサウンディング型市場調査では、2つの事業者の参加がありました。事業者Aからはサービス付き高齢者向け住宅を拠点とした高齢者向けサービスの展開とそれに関連した多世代のライフサポートの場としてのご提案、事業者Bからは校舎とグラウンドの一部を利用して賃貸コレクティブハウスと入居者のための農園として利活用するご提案をいただきました。
今後は今回のサウンディング型市場調査結果を踏まえて、事業者の公募を実施する予定です。
更新日:2023年02月03日