童話の里めぐり
子どもたちの夢を育てる、メルヘンの里
玖珠町には、不思議な形をした山々があります。伐株山と万年山、ともにメサとよばれる卓上台地。伐株山からは時折、パラグライダーやハンググライダーを楽しむ人々が、鳥のように風に舞っています。万年山は、5月下旬から6月上旬にかけてミヤマキリシマやドウダンツツジが咲き誇り、まるで夢の世界。どちらの山も、気軽にハイキングやキャンプを楽しめるのが魅力です。
大蛇伝説が残る慈恩の滝は、上滝と下滝の2段になり、夏でも豊かな水を流し続けています。滝の裏側にある歩道から、間近に見る滝の姿は、迫力満点。落差83メートルの西椎屋の滝は、日本の滝100選にも選ばれました。
緑深き山里は、四季折々に山水面のような雅な姿も現します。立羽田の景や谷河内の景、鶴ヶ原の景は、春は新緑、秋は紅葉、冬は雪と奇岩を四季折々に彩る見事な景色。台地いっぱいに敷き詰められた大原野のコスモス園は、あたかもメルヘンの国に迷い込んだかのようです。
小松女院の悲恋伝説が残る三日月の滝。ここにできた公園は、カヌーやマウンテンバイクが楽しめ、露天風呂やレストラン、宿泊もできる施設が整っています。また、わらべの館の周辺には、遠い昔、角埋山のふもとに館を構えたお殿さまが散策した久留島庭園や栖鳳楼、平和な暮らしを祈った末廣神社、お城造りの清水御門などが、昔のまま残っています。
自然豊かな童話の里・玖珠、ここは子どもたちが思わずニッコリほほえむ町。あなたはもう虹色の夢を、見つけましたか?

万年山のミヤマキリシマ

西椎屋の滝

末廣神社

谷河内の景
更新日:2021年12月14日