これからの童話祭

今日、私たちの社会には「文明の使者」たちが続々と現れ、或いは居ついたり、或いは通り過ぎたり、目まぐるしい科学の時代に入りました。まさに物質文明の浸透は「人間の心」の支えさえはずしかねない勢いです。こんな時勢にはまず、まだ汚れを知らない子どもたちに現代社会が持つ最高にして最良の環境を用意することが大人たちの責任であり任務であろうと思われます。次世代の担い手である子どもたちに、心あたたまる伝統行事をきちんと受けついでもらう手立てを講じておくことは大事なことと言わねばなりません。

「日本童話祭」は玖珠の里から日本中の子どもたちに発信するインフォメーションであり、古くて新しい「文化の使者」でもあります。

これまで童話祭は多くの子どもたちに「夢」と「希望」を与えてきました。しかし祭は肥大化し、組織の硬直化と行事のマンネリ化、交通事情の問題、さらには担い手の問題、地元の子どもの参加の減少などの多くの問題を抱えながらも、童話祭を魅力あるイベントとして模索しながらこれらの問題点の改善に努めてきました。

私たちにとっては、童話祭が永続して盛大に行われることに限りない誇りを持っています。童話祭が単なる観光祭や、記念碑的な祭に終わらず、あくまでも「子どもの夢」と「子どもの文化」のさらなる高揚を願い、大人が童心にかえる祭でもあります。そこには子どもの夢を育むボランティアとしての喜びがあります。そして同じ目的に向かって行動することで連帯感が深まり、回を追うごとに伝統の重みも改めて認識するものです。

日本童話祭は、子どもの心を持ち続ける大人たちが、子どもたちと一緒につくりあげる祭であり、大人から子どもへの文化の伝承の場であるとともに、子ども自身が本来持っている遊びの文化の発現の場でもあります。そして子どもと大人が一緒になってこそ日本童話祭は「子どもの祭」となるものです。

「子どもに夢を」から「子どもと夢を」のテーマに取り組んできた日本童話祭も今年で半世紀を迎えます。

久留島武彦の精神を継承し、「町民総参加」で「参加して楽しい」日本童話祭を目ざしながら祭を担う子どもたち、そして21世紀の童話の里の町づくりを担う子どもたちが健やかに成長をし、大きな夢の花を咲かせてくれることを期待しています。

第42回祝賀パレードの花咲かじいさん
第42回祝賀パレードの花咲かじいさん

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更新日:2017/9/6

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