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岩室宝篋印塔(いわむろほうきょういんとう) 【 県 ・ 有形文化財 】

 基壇の上に基礎を置き、側面は各面二区に分け、それぞれ「格狭間(こうざま)」を刻む。上部には二段の段階を作り、中を塔身に合わせ彫りくぼめ、塔身を差し込む形式に作られている。
 塔身四方には顕教系四方仏の「種子(しゅじ)」を刻み、バイ=薬師如来、サ=観音菩薩、キリーク=阿弥陀如来、バク=釈迦如来の三如来一観音である。また観音菩薩の面には北朝の紀年銘で、「応安7年用刃3月24日」(1374年)とある。
 笠は下二段上四段の階段を作り、「隅飾突起(すみかざりとっき)」はほぼ垂直に立つ。「相輪」は下部の蓮弁部分を隅飾突起と同形に作る珍しい形である。その上に「九輪」、そして「宝珠」には火焔が取り巻く技法を用いている。
 この塔は種子の三如来一観音形式といい、相輪の作り方といい、国東文化の影響を多大に受けている。南北朝時代には岩室村に国東田原氏の所領が見られ、このようなことから考えて、この塔は田原氏に関係する人物が供養塔または墓塔として造立したものであろう。またこの塔は、現在地の穴井氏宅裏の山に「般若寺」という寺院がかつてあり、そこに造立されたものと伝えられている。

 

宝篋印塔

 

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更新日:2017/9/5

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