文字の大きさ:

  • 小
  • 中
  • 大
色合い:

鬼ヶ城古墳 【 県・史跡 】

 鬼ヶ城古墳は、小岩扇山から南西に伸びる標高410メートルの丘陵上に立地し、平野部からの比高差は約70メートルである。古墳は石室の壁面に線刻で文様が描かれた装飾古墳である。
 現状で直径約14メートル、高さ約5メートルを測る円墳である。墳丘の周囲は杉林であるが、昭和63年(1988年)の19号台風によりすべて倒された。
 主体部は玄室と前室からなる複室構造の横穴式石室であるが、すでに羨道部を失い全長約5.7メートルを測る。前室・玄室ともに腰石に高さ約2メートル近い大きな石を用い、天井はそれぞれ一枚石である。玄室奥壁は1.5メートルほどの鏡石を据え、その上部には石棚が突出している。
 文様は、玄室と前室を画する左袖石に描かれ、全面に線刻が認められるが、現状で明瞭に形状が判るのは「木の葉」だけである。以前の報告には、「人物」や「群鳥」・「船」などが見られたというが、今は確認できない。
 線刻が施された古墳は、筑後川流域では類例がなく、「木の葉」の文様はむしろ周防灘沿岸地域の古墳に見られ、また石棚を持つ石室は、福岡県南部から熊本県北部の古墳に類似し、大分市千代丸古墳にも認められる。
 時期は7世紀初頭前後と考えられている。

                                                                       鬼ヶ城古墳

 

指定文化財の紹介にもどる

 

このページのお問合せ先
玖珠町役場
〒879-4492
大分県玖珠郡玖珠町大字帆足268番地の5
社会教育課 文化財係  
電話番号 0973-72-7151  FAX番号 0973-72-5663
更新日:2017/9/5

玖珠町役場

〒879-4492
大分県玖珠郡玖珠町大字帆足268番地の5

TEL 0973-72-1111(代)
FAX 0973-72-0810

役場へのお問合せ